他人の姿に自分を映す

出会った人、音楽、映画、小説、感じた事記します。

溜まっていたレビュー綴ります1

次に次にと思っていたらこんなに月日がたってしまいました。

ここ最近溜まっていた音楽関連のレビューを一気に綴りたいと思います。

 

一つ目はindigo la Endの『藍色ミュージック』のレビューです。

ボーカルギターの川谷絵音は、今年の初め色々と世間を騒がせましたが、

彼の作る音楽はやっぱり聴いてしまいます。

なんとなく悔しい気持ちになりますね 笑

以下レビューです。

 

青い炎は見た目に反してとても熱い。インディゴの楽曲も一緒である。耳に入ってくる音は冷たくとも、その中に確かなエネルギーと熱量を感じる。それは、川谷絵音のソングライターとしての才能と、その世界観をしっかりと音楽として昇華出来るスキルを持ったメンバーが揃っているからである。
そして、3rdフルアルバム「藍色ミュージック」は、前回よりも音の冷たさが増している。つまり、粗削りがなくなり、一音一音が洗練され、よりスタイリッシュによりクールになっているということだ。そして、生きるうえで感じずにはいられないセンチメンタルでメランコリックな感情を、聴く者の脳内スクリーンに鮮明に映し出していくのだ。幾度となくメンバーチェンジを繰り返し、自分たちのスタイルを模索してきたバンドのたどり着いた、一つの答えとなるアルバムだ。