他人の姿に自分を映す

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さとり世代女子の実態

さとり世代女子とは?

 さとり世代とは、現在の20代前半の人の事を指します。この世代はゆとりとも言われていますよね。生まれた時からバブルは崩壊しており不景気だと繰り返し言われながら育ちました。そのためか大きな買い物、例えば車などにあまり興味がなくコスパを重視する傾向にあります。また、これは私の見解なのですが、生まれた時から多くの物がすでに揃っていたことも物欲の低下につながっているのではないでしょうか。ここではそんなさとり世代の女子、特に女子大学生の実態を、さとり世代ど真ん中の人間がまとめてみたいと思います。

 

さとり世代女子はバリバリ働かない

 大学3・4年生は、これからの将来を決める大切な就職活動の時期です。そんな時、さとり世代女子は何を考えて就活をするのか。一番求めていることは平均的であるかです。給料・休日の日数・その他の福利厚生が並みであるかを重視します。可もなく不可もなさくというラインが自分には妥当だと考えるのです。バリバリ働きキャリアを積む人生は望みません。安定か向上どちらかと言えば、安定志向にあると言えるでしょう。安定志向は男子にも言えることで、就活市場では金融志望の学生が非常に多いようです。また、さとり世代は仕事にあまり夢を抱かず、仕事は生活するためにするものだとさとっているのかもしれません。安定志向ではありますが、自分に合わない仕事場であれば2・3年働いて転職しようと考える人も多いようです。良く言えば無理をしない、悪く言えば根性がない。さとり女子は転職に抵抗はないのも特徴です。

 

さとり世代女子の理想は専業主婦かパート

 大学を卒業し就職をした後、早い段階で結婚し子供を産み仕事を辞めたいと考えています。そして、出来れば専業主婦、またはパートで家計を支えながら子育てをするのが理想の人生プランなのです。政府は最近よく、企業での女性活用を訴えていますが、その声とは正反対なのがさとり女子です。仕事は辛いもの、管理職などは目指さずに早く結婚をして子供を産み、穏やかな家庭を持ちたいと考える傾向にあります。また一部では、大学在学中から永久就職先(結婚し養ってくれる男性)を探している場合もあります。

 

とり世代女子は男性に高望みしない

 先ほど述べたように、さとり女子の理想の将来はキャリアウーマンではなく、専業主婦です。そのためには結婚することが絶対条件です。しかし、近年は結婚を望まない男性が増えていたりと、昔のように結婚は当たり前にできるという概念は消えつつあるのです。そういったことへの危機感が強いのがさとり女子なのです。そのため、就職先同様に永久就職先も普通で平均的であることを求めます。収入もルックスも安定していれば普通で良いのです。それ以上を望んでいると婚期を逃してしまうという危険性があるからです。また、タバコを吸う男性はカッコいいと考えるさとり女子は絶松危惧種です。お金がかかるうえに体にも悪く臭いタバコはコスパが最悪と考える女子が大多数のようです。

 

まとめ

 最後までお読みいただきありがとうございます。さとり世代女子はあなたの目にどう映りますか?もちろん全ての20代前半の女性が、このような考えを持っているわけではありません。結婚よりも仕事を優先したい人、仕事のキャリアを積みながら家庭もしっかりと持ちたい人、将来のことが全く想像できない人(私です)もいます。しかし、豪邸に住むことや高級車に乗る事、大きな夢をかなえることよりも、平均的に暮らすことを望む20代女子が多いことは確かです。不景気だ不景気だ言われる時代の中で育つうちに、夢を見ても叶わないなら、夢を追うよりも普通の生活を確実に手に入れることこそが幸福だとさとっている世代なのです。